(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

これで日の目があたるか「DelGuard Type-ER」

シャープペンシルを使うようになってから、個人的にずっと不思議だったことの1つに、シャープペンシルの頭に付いている小さな消しゴムがあります。
あれって正直使いますか?
いや、まったく使用しない訳では無いんです、手元に消しゴムが無い場合に緊急避難的に使用するぐらいで、あの小さな消しゴムをメインで使用しようと思ったことが無いんです。
だって、消そうと思っても消しゴムのカバーを外さないと使えないし、そもそも余りキレイに消えないですよね。
なので、ずっとあの消しゴムは無くても良いんじゃない?っと思ってました。

 

そう思っていたのですがこのシャープペンシルによって、あの小さな消しゴムが本来の役割を発揮できるようになると思います。
それは、芯が折れないシャープペンシルの代表格とも言える「DelGuard」のType-ER です。

www.zebra.co.jp

 

HP や写真を見て貰えると判りますが、シャープペンシルをひっくり返すと消しゴムが出てきて、そのまま消すことができます。そして、消し終わればまたひっくり返せば、勝手に消しゴムが引っ込みます。

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なので、消しゴムのカバーを外したり付けたりっといった手間がありません。
それにこの消しゴムはキレイに消せますので、わざわざ消しゴムを用意する必要もありません。

お手頃な価格で色々な文房具店に並んでいるので、シャープペンシルを使っている人にはお薦めです。

オリジナルインクを作ろう「インク工房」

今日は、JR名古屋高島屋で開催されたセーラー万年筆さんの「インク工房」に行ってきました。

www.sailor.co.jp

 

オリジナルのインク(1色)を作れるということで、インク沼の住人に大人気イベントです。
昨年、名古屋は栄の松坂屋百貨店さんで開催された際にも行ったのですが、出遅れて整理券を入手できませんでした。
その時に馴染みの店員さんから、開店間もない時間に整理券の配布が終わったと教えてもらいました。
ただ幸いなことにインクブレンダーの石丸さんと店員さんのご好意で、隙間時間に作っていいよ~っとの事になり作ってもらえました。

 

今年の高島屋さんでのイベントは、昨年の反省を活かして、しっかりと整理券を入手する必要がありました。(昨年のような幸運はそうは無いですからね)
そのため前日に緊急作戦会議(脳内)を開催し、開催場所である11階に如何に効率よくたどり着くかを検討しました。

検討した作戦計画に基づいて行動したお陰で、無事整理券No1 をゲットしました。
※本来はNo2 のはずだったのですが、No1 の人が他の用事があるとのことで、No1 になりました。
※作戦計画は今後も有効なため、お聞きになりたい人は個人的に聞いてください。
※同作戦計画を実施したにも関わらず、すぐに5名ほどの方が並んでいました。

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さっそく、インクブレンダーの石丸さんと御対面です。
せっかくですのでお写真をお願いしたのですが、最後に書きます由々しき問題により断られてしまいました。

席に着いたら、石丸さんに作ってほしい色のイメージを伝えます。
僕が一目ぼれしたDelta Dolcevita の軸のオレンジ色が欲しかったので、その色をベースに実際に使用するノートに書いて、微調整を行いたい旨をお伝えしました。
要望をお伝えして、去年の松坂屋さんでの出来事を話している間に、ベースの色ができました。
さすがセーラー万年筆さんです、試し書きする万年筆が「ふでdeまんねん」です。

ふでDEまんねん[若竹] | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト

ちょっとベース色の変更を行ってもらったのですが、最初の色で決まりました。
石丸さんが調合している時間より、僕が悩んでいる時間のほうが圧倒的に長かったw

そして、調合してもらった色の命名です。
昨年はまさか色に命名するとは思っていなかったので、慌てて名づけてしまいました。
今回は前もって決めていたので、予定通りの命名です。

オリジナルのインク(染料インク)を作ってもらって、なんと2,000円(税別)です。

ちなみに作ってもらったら、インクと一緒に管理番号を書いたカードをもらえます。インクを使い切っても、このカードがあれば新たにリピートオーダーとして作ってもらえます。
作った色が管理番号とともに台帳に登録されるので、このカードが必要なんです。
ただし、リピートオーダーも後から書きます由々しき問題により、イベント時に頼む必要がありそうです。
席についてからインクを作ってもらい、お会計をするまで大よそ15分でした。
それでも整理券の残り枚数は5枚程度・・・相変わらず大人気イベントです。

 

こんな色・あんな色のインクが欲しいけど、売ってない。っという方は、ぜひ一度参加されては如何でしょう?
具体的な色のイメージができなくても、抽象的なイメージを伝えて、そこから色を作ってもらうことも可能です。
(実際僕は、昨年は基本ベース色は青なんですが、その青色を僕の抽象的なイメージから調合してもらいました)

 

 

■□■□■□ 由々しき問題 □■□■□■

今回、インクブレンダーの石丸さんにお写真を断れた理由ですが、転売問題です。

リピートオーダーは以前は、セーラーのホームページから行えたそうですが、転売問題のために・・・
購入できる色の購入数量に制約を設ける。
購入した店頭でそのカードとの引き換え制。
・・・等々、考えうる対応をセーラーさんは実施してきました。
それでも現在はリピートオーダーは停止せざるを得ない状況です。
【謹告】インク工房のリピートオーダー休止について(2016.3.24更新)

リピートオーダーもインクブレンダーの石丸さんが対応していたので、個人発注を超えたオーダーが大量に行われたことにより、セーラーさんはさまざまな策を実施してきました。
それでも転売が後を絶たないため、リピートオーダーが現在では「インク工房」のイベントで再調合してもらう方法しか方法はなさそうです。(新しいインクを手にしたワクワク感と、この転売問題で頭に血が上って、リピートオーダーの方法を確認しわすれました。今度確認しなきゃ)

さらに転売業者は、利用者の信用を得るためにインクブレンダーの石丸さんの写真を勝手に流用しているそうです。
そのため撮影者の趣旨とはまったく関係なく利用されてしまうため、写真撮影はNG となっているそうです。

 

「インク工房」は、万年筆の楽しみ方のひとつの気に入ったインクを使う。それが発展して自分のオリジナルのインクを作りたい。という万年筆ユーザの夢を叶えてくれる素敵なイベントです。
僕がこのイベントを始めて知ったときは、セーラー万年筆さんのご好意によるイベントであり、万年筆メーカとして万年筆文化を広げたい。というある種の社会貢献・メセナではないか。と思いました。

一日も早く元の状態に戻ることを切に願います。

インク沼の必需品 ガラスペン(哲磋工房さん)

万年筆を使い始めると、多くの人はインクの種類が増えているパターンではないでしょうか。僕もそのパターンです。

色々なインクを使おうと思っても、万年筆が例えコンバータ式でも気軽に試そうという気持ちになりにくいですよね。
別のインクに入れ替えるというと、ちょっと面倒です。
格安の万年筆で、それぞれインクを入れて使う。というのも1つの方法ですが、なかなか現実的には難しいです。

じゃ気軽にインクを楽しむのには、どうしたら良いかというと、ガラスペンを使うと楽に楽しめます。
ガラスペンってようは「つけペン」なんですが、違う色のインクを使いたくなったら、お水でジャブジャブして、水分を拭うだけなんです。

僕もある程度、インクが増えた時に気軽にインクを楽しむためにガラスペンを購入しました。

それがこちら

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でも、ガラスペンって材質が当然ガラスなので、書き味がカリカリというか引っかかる感じという印象があって躊躇していました。

そんな時に、愛知は岡崎にあるPEN’S ALLEY Takeuchi さんでお話していたら、素敵なガラスペンがあるわよ~っということで、紹介してもらっったのがこちら。
哲磋工房さんの「清流」(PEN’S ALLEY Takeuchi さん限定販売)

www.pens-alley.jp


残念ながら「清流」は完売していますが、哲磋工房さんの所から別モデルが購入出来ます。

www.studio-tessar.com

 

面白かったのは、まずは舶来・国産のそれぞれ何種類かガラスペンで試し書きをさせて貰って、「う~やっぱりカリカリというか紙に引っかかる感じが・・・」と言ったところで、この「清流」の試し書きをさせて貰えたことですね。
同じガラスペンなのか?というぐらい滑らかサラサラで、もう驚いちゃいました。
この「清流」の書き味の凄さというか醍醐味を、これほどインパクトを与える販売手法はさすがです。
あまりの書き味の良さに、それまで試し書きさせてもらっていたガラスペンは頭の中から消え去りました。もう選択肢はコレ1択という状態。
さらに哲磋工房さんは修理も対応して頂けるので、万が一割れても大丈夫というのが決め手になりました。

ガラスペンに興味がある、という方は試されてはいかがでしょうか?

思考をアウトプットしよう「Drawing Pad」「Memo Block」

僕は仕事をしていて、煮詰まりそうになると、とりあえず思考を何でも良いのでアウトプットします。


そんな時にお薦めなのが、 ITO BINDERY さんの「Drawing Pad」や「Memo Block」です。

shop.ito-bindery.com

 

ITO BINDERY さんは、裁断・製本加工が本業のようで、めちゃくちゃ高精度なドローイングパッドとメモブロックです。ちょっとお値段はしますが、とってもお薦めです。

ポイントは紙がばらけたりせず、1枚目も途中の状態も紙がピンっとまるで正座しているみたいなんです。なので、デスクの横に置いておいても、煩わしいことはありません。ただ寡黙にそばで出番を待ち続けてくれているのです。
しかも書いて切り離しても、切り口がガタガタになることもなく、キレイなのです。
こういった細かな品質は、さすが日本製です。

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実際使っている「Drawing Pad」と「Memo Block」ですが、未だにカドがピンっとしています。この姿は気持ちが良いですし、ダレることの無い点は見習いたいものです。

こういった細かな点が優れているので、思考をアウトプットするときに、そういった些細なことですが気を取られずに、アウトプットすることに集中できます。

機能性が優れているだけで無く、デザインもシンプルでありながらオシャレなのでデスク上のワンポイントにもなります。

 

本屋大賞2017 第4位「ツバキ文具店」

僕は普段テレビを見ない生活をしているので、タレントさんや俳優・女優さんがほぼわかりません。

テレビを見ない変わりに何をしているのかというと、大概本を読んでます。

なので、毎年本屋大賞のシーズンになると、いつも以上に本屋に足繁く通って、ノミネート作品の動向を確認しちゃいます。
今年のノミネート作品には、筆記具がふんだんに登場する小川 糸さんの「ツバキ文具店」が上がっていたので気が気ではありませんでした。 

ツバキ文具店

ツバキ文具店

 

 文房具好きですので、直木賞を受賞して大本命な恩田 陸さんの「蜜蜂と遠雷」よりも、会社の本好きには猛プッシュしてました。

 

そして昨日、本屋大賞2017 の結果が発表されましたが、残念ながら「ツバキ文具店」は第4位でした。ちなみに大賞は、前評判通り「蜜蜂と遠雷」でした。
でも、これってスゴいですよ。
だって舞台は鎌倉の小さな文具店が舞台で、別に派手なことは何も無いですから。

本作中には実際にある筆記具がかなり出てきます。
面白いのは、ヒロインは代筆業も行っているのですが、代筆したお手紙がちゃんと作中で紹介された通りの書体・文体で収録されている点です。
本文中の書体とは明らかに違い、とっても目を引きます。

この作品を切っ掛けに、筆記具や紙に興味を持って貰えると嬉しいですね。

【文房具コンシェルジュ】どんな手帳を使っているの?

先日、文房具コンシェルジュとしての初活動をUp した際に、Facebook の友人から「どんな手帳を使っているのか?そして、どう使っているのか興味がある。」コメントを頂きました。
確かに人が使っている手帳って気になりますし、どう使っているのか聞きたいですよね。

 

本来は手帳を新調するような時期に行うネタなのですが、せっかくですので紹介してみましょう。

 

僕が使っている手帳は「「超」整理手帳」です。

講談社の「超」整理手帳2014オフィシャルサイト- システム手帳通販-

ここにたどり着くまで、結構手帳ジプシーしてました。
決まったのは、実はつい最近です。
それまでは結構な期間、A4 用紙に1週間の日付を書いて使っていました。
一時期「超整理手帳」を使っていたのですが、離れている間に存在を忘れていて、年度末の差し迫った時に思い出して、この手帳になっています。
A4 用紙に日付を書いて使っていた時と、現在の「超整理手帳」の使い方に差はありません。違いとしては、前もって日付と罫線が印刷されていて、市場に販売されている。というだけです。

 

さて僕が手帳に求めている・行いたいことは、タスク管理です。
それにタスクは細分化されているので、関係するタスクを確認するためにも最低でも3週間先まではパッと確認したい。

そのため、
・マンスリータイプは、書ける内容が少ない
・ウィークリータイプは、数週間先を俯瞰して確認しにくい
 月間カレンダーのページもあるけど、ページを行き来するのが嫌い。
・デイリータイプは、ウィークリーと同じ理由で使いにくい
まぁそれに巻末部にある、中途半端に数十ページあるメモとか、年齢早見表?とかあのページの必要性が全く感じないんですよ。

そのため僕はジャバラタイプの超整理手帳を使っています。
しかも、超整理手帳だけ持ち歩きたいのでカバーは自作ですw

そして僕の使い方ですが、

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こんな感じです。(恥ずかしいので、マジマジと見ないでくださいね。

超整理手帳」は1日が3段に分かれていますので、
1段目:タスクの着手・完了の予定
2段目:午前の予定
3段目:午後の予定
としています。1段目は絶対のルールですが、2・3段目は結構ルーズです。

筆記具ですが、予定が決まるまでは鉛筆で書きます。
場合によっては付箋で仮予定みたいにします。
予定が決定したら万年筆で書きます。
そしてマーカーペンで塗ります。マーカーペンは3色使います。
赤:完了タスク
黄:着手タスク
緑:稼働2日以内で完了するタスクや、赤や黄ではないけど目立たせたいタスクや予定(塗ったり塗らなかったり・・・

結構いい加減な使い方ですが、僕はこの「超整理手帳」で翌日以降の管理をして、先日紹介した「テンミニッツ」で当日の予定を管理するという方法で何とかなっています。

 

いろいろ手帳ジプシーした結果、必ず守っているルールがあります。
ルール1:予定については、仕事用とプライベート用とで手帳を別けずに、絶対に1冊で管理する。
ルール2:パッと見ただけで、重要なことが書いてあると判断できる状態にする。

 

ルール1は、結局動くのは自分自身だからです。こうすれば、万が一にも仕事とプライベートがバッティングすることはありません。
予定以外の目的で手帳を使うのであれば、全然問題ありません。
僕自身、コボリジュンコさんの「逆算手帳」を夢や目標の為に使っています。GYAKUSAN planner

ルール2は、マジマジと手帳を見ていたくないからです。
パッと見ただけで、何が大事・重要なのか知りたいからです。
何でもかんでも同じ書き方だと、ちゃんと見ないと行けませんが、色分けしていればパッと見たときに、その色の所を見れば済むからです。

 

以上が簡単ですけど、僕が使っている手帳とその使い方の紹介です。
こんな感じで満足して頂けましたでしょうか?

1日の時間管理に「テンミニッツ」

新入社員の皆さんは、社会人としての生活リズムが掴めそうですか?
学生の頃と違って時間割があるわけでは無いので、自分で時間管理をして仕事を行わないと行けません。
でも、急に時間管理っと言われても難しいですよね。
僕は未だに1つのことに集中してしまうと、他のことが疎かになってしまいがちなので、色々工夫をしています。

 

そのうちの1つで、1日の時間を見えるようにしています。
時間を見えるようにするために、カンミ堂さんの「テンミニッツ」を使っています。

www.kanmido.co.jp

これは時間軸にあった幅の付箋紙にToDo(仕事内容)を書いて、時間軸に貼って時間管理をするための文房具です。
付箋紙なので、後から予定の変更が合った場合は、付箋を張り直すことができます。

 

僕の使い方ですが、僕はその日の仕事が終わると「テンミニッツ」に翌日のToDo(仕事予定)を付箋に書いて、それぞれ時間に貼りって明日の予定を作ってから帰社します。
翌日は出社したら、「テンミニッツ」を開けば今日やらなければならない事(ToDo)が一目瞭然で、前日に予め時間に割り振ってあるので、コレを見ながら仕事をします。
それでも突発的に予定が変更になる事もあるので、その時は突発の仕事を新たに付箋に書いて、予定のToDo をずらします。ずらした結果、その日に終わらないのであれば、欄外に貼っておいて忘れないようにします。
注意点ですが、あまり色々な色を使うと意味が分からなくなるので、僕は以下の3色に納めています。
青色:自分の仕事で期限が今日中ではないToDo
黄色:自分の仕事で期限が今日中のToDo
赤色:時間変更ができないToDo(打合せ・会議等)

 

社会人は自分自身で時間管理をしないといけないので、慣れるまで思しくは時間管理が苦手な人はこういった道具を使用されてはどうでしょう?